朝のウォーキングの帰り道、バイクの若者がテントをたたんでいた。
「旅人」いい響きの言葉だし、私もまだ「旅人」
「昨日は雨が強くて大変だったね?」と声をかけて立ち話。
北海道を五日間旅して昨夜フェリーで青森港に着いたとか。
「幸い雨はあがってました」と明るい返事、いいねえ若者は。
ボクらの時代は良くて自転車。
列車の旅が主流で
「カニ族」なんて言葉があったことを一昨日Hさんと飲みながら話していたことを思い出した。
若い日の貧乏旅行っていいもんだと、この歳になっても「貧乏旅行人」の私は考えた。
しかし、貧乏旅行すら望めない若者を産み出した「格差社会」ってやっぱり良くない。
グローバリズムという一見美名のもとに、国際的な収奪が行われるのは犯罪だと考えるのだ。
品格ある国家を目指して「鎖国」することもひとつの方法だろう。