青い森ネイチャーガイド協会のガイド研修。
本日は「三内丸山縄文遺跡」のボランティアガイドさんのガイドぶりをお手本とする勉強会に参加した。
いつのまにか、立派なハコモノ「縄文時遊館」とやらが出来上がっていた。
ガラス張りの立派な建物だが、そのガラスが土埃で汚れている、、、メンテナンスにお金がかかる。。。作った後で税金をかけられない行政の矛盾がガラスの向こうに垣間見える。
中も贅を尽くして、職員もパンフも立派です。
入場料無料、ガイドもボランティアガイドさんで無料、いいことですがガイドさんも大変です。
流ちょうな説明と案内で観光客に混ざって1時間強勉強させていただきました。
それにしても縄文文化のレベルの高さは測りしれませんね。
石器を道具としてこれだけのものを作ったり、約5000年前に1000年以上続いた豊かな生活。
現在にも続く青森人の器用さはこの遺伝子の流れの中にあるのかもしれない。
直径1mの栗の巨木を2度内側に傾けた6本柱。
これを復元するために、一本あたり2基のクレーン車が必要だったということだ。
もちろんクレーンなど無い縄文時代に「どうやって建てたのか?」
素晴らしい技術を持っていたと言うしかないですね。
出土品の縄文土器。よく見ると上部に三つの穴が開けられている。
囲炉裏に吊されて煮炊きした「大型縦型土鍋」とみていいのだろう。
目の前に広がる陸奥湾から「鯛」や「ホタテ」を獲り、裏山は八甲田山塊に連なって木の実や山菜、鳥獣の獲物も豊かだった。
毎日の「山海五目鍋」に「ヤマブドウの酒」もあったかもしれない(^^¥
この精密な縫い針をみただけで衣服やポシェットが母の手で縫われていたことは想像に難くない。
改めて縄文の豊かさに触れられた勉強会でありました。