谷川俊太郎氏の詩に出合って五十年が過ぎた
二十億光年の孤独
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしているか 僕は知らない
(或はネリリし キルルし ハラハラしているのか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
二十億年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
昨夜TV番組で 谷川俊太郎氏がインタビューを受けていた
顔のアップが映されたとき・・・・・鼻毛が一本のびていた・・・詩人の鼻毛
僕にもどーでもいい毛がのびる
耳毛、眉毛、鼻毛、、、、、
「三十億光年の孤独」だよな
そーだ、最後は詩人になろう