西方浄土
久しく見なかった夕陽が西の空に沈む
ほんのひと時のこころの安らぎ
旅立つ人が目指すところといはれれば
「さうだね」お気をつけてといふだけだ
冥途への赫き灯や雪野原 百百合(mango)
先日発表された「平均寿命」の意味するところを読み切れぬが
叔父上の寿命も、わが父親の寿命も「八十歳前後」
わが身に振り返へれば・・・ ・・・ 「残余十年」ぢゃなひか
どう伸ばしてみたところで倍の二十年有るか無ひか・・・だよね
ぼんやりはしていられぬし、慌てたところでどうにもならぬ
「遊びやせんと生まれけむ」一茶だったらうか?
残すほどの美田もなひが、「使い尽くす人生」こころも身体も金も
そして自然に還る それでいいのだらう きっとね!