森の涼やかな風に「キンミズヒキ(金水引)」が花開き揺れていた
濃い緑の草むらにそこだけが輝きの別世界
日々変わりゆく森の小径なればカメラを持たずには歩けない
半ば隠遁の日々なれば、何処にあろうとも構わぬのだが
「小隠」は山に住み、「中隠」は市井に住み、「大隠」は朝廷に住むといふ
さて、我が輩の位置づけは?などと気にすることはない
空気が動けば風になり、強い意志を持てば嵐にもなれる
静かなる微風の如き呟きをネットの中に流せる時代だが、
その呟きが誰かの心を打つとは限らぬ
「ご老体、北の国にぢっとしておれ」「それでいいのぢゃ」
そうかもしれぬ、そうかもしれぬ(^^;
「釣舟草(キツリフネソウ)」が微風に揺れている
たれが乗る船やら知らぬが、中の小人は心地よいであろう
されどこの花はホウセンカと同じようにちょっとした刺激で中の種子を飛ばすとのこと
種小名の ”noll-tangele” は「私に触らないで」
高貴なる隠遁者か
釣舟草秋の昼寝や高鼾 百百合(mango)