關東の友人より堀たて新鮮旬の筍が直送された
「ありがたい!」
みづみづしく生命の香しき薰りがキッチンに漂ふ
早速ながら若布との炊き合はせ、北國では木の芽も未だ萌えず畫龍點睛を缺くのは殘念ではあるが致し方なし
とはいへ春の命をいたゞき細胞にみなぎるものを感じつゝお代わり頂戴(^^¥
獨酌のすゝむ心地もうれしく春を味はゝせていたゞきました
「ごちそうさまでした」
水菜、ぢやこ、油揚げのおひたし、見目麗しく爽やかなり
卯の花も人參、牛蒡、鮑茸、油揚げ、蔥とあつさり炊き合はせて春の風情
船上冷凍鮮度拔群な秋刀魚のフィレを粉を振つて「白燒き」に、
味濃き蒲燒きも遠い思ひ出か
始まりかけた春の宵を漂ふやうに酒と語りつゝ萌える夢を誘ふ
春宵や飛ぶ星になほ人の夢 百百合(mango)