晴れ渡りし雪の原からアカシアの森に踏み込めり
雪の原は今朝の気温で冷え固まりてさくさくと洋檋の音こそ心地よし
かような日は山に登る絶妙なる陽気なのであらふが今暫くの辛抱と堪へたり
森を出でて田畑から常なる運動場へ行けり
静けく風も無き平原を独り彷徨ふのも騒がしき世を忘れるひとときもまたよし
されど雪の重みに耐へかねし山桜の幹元より割れたるさま悲しきかな
春の毎にさやけく花のうつろひを楽しみせしも半ばとなるや
戻りて雪解け、軒より垂れる滴も小滝の如く
今年は春ぞ早きかなと文くれたるつがるびとのいふこと確かなるか
されどいまは大寒、、、これでいいのやらと疑ふことしばしなり
雪の森洋かんじきのさくさくと 百百合(mango)
misima 旧仮名遣い・旧字変換支援(Ver.2.5)使用テスト↓
晴れ渡りし雪の原からアカシアの森に踏み込めり
雪の原は今朝の氣溫で冷え固まりてさくさくと洋檋の音こそ心地よし
かよふな日は山に登る絕妙なる陽氣なのであらふが今暫くの辛抱と堪へたり
森を出でて田畑から常なる運動場へ行けり
靜けく風も無き平原を獨り彷徨ふのも騷がしき世を忘れるひとときもまたよし
されど雪の重みに耐へかねし山櫻の幹元より割れたるさま悲しきかな
春の每にさやけく花のうつろひを樂しみせしも半ばとなるや
戾りて雪解け、軒より垂れる滴も小瀧の如く
今年は春ぞ早きかなと文くれたるつがるびとのいふこと慥かなるか
されどいまは大寒、、、これでいいのやらと疑ふかとしばしなり